12週の検診を無事に終え、産科のドクターの元へ無事に転院となりました。
産科はカピオラニホスピタルの11階にオフィスを構えるDrY。こちら、ハワイに暮らす日本人妊婦さんのほとんどがこのDrYか、もう一人のクイーンズのドクターか、と言われているほど日本人から支持のあるドクターです。
実際にお会いしてみると、、、かなりさっぱり。診察時間は一瞬です。笑
正直なところ、、、私はそれまでのDrHをかなり信頼していて、DrHの診察はかなり慎重に細かなところまでじっくり診るタイプだったので、DrYには面食らいました。。実際診察室の中にあるエコーの機材も、画面の画像がかなり荒く、あまり最新ではないのかも??と感じる機材で、大丈夫かなー?ってのが最初の印象でした。
DrHのところがオフィス移転したばっかりで最新機材搭載の最先端テクノロジーを駆使した病院だったので、ギャップが大きかったんです。でも不妊外来と産科は目的が違うし、、こんなもんか、と思うことにしました。

双子なので私は毎回エコーの画面を見て、二人の心臓が動いているかをチェックするけど、聞くところによると普通の一人ベビーの場合は聴診器?をお腹に当てて心音を聞くだけでおしまいってなるらしいから、私の場合はまだ詳しく診てくれてたほうなのかも。。。。

そんなこんなで始まった私のマタニティライフでしたが、、なんせ立ち仕事をしていたもんで、妊娠初期もずーっと仕事しておりました。
しかしながら私、相当運が良かったのか、つわりがほとんどなかったんです!!!!!
そりゃ、気持ち悪くはなったし、食べたくないものが増えたし、、一日中二日酔いみたいな感じでだるかったし、、でも、一回も吐いてないんです。奇跡的な話。
でももしかしたら、私は子供の頃から乗り物酔いが激しいタイプでもあり、そして大人になってからはお酒もたくさん飲んできたから二日酔いにも慣れてるし、、とにかく吐き気に対しての免疫がしっかりあって、吐き気があってもなんとか自分を保っていられるようになっているのかもしれない、、な、とも思う。しかもずっと立ち仕事で一日中忙しいもんだから、気分が悪いわーって自分にかまっている暇があんまりない。ってもの、つわりがひどくならなかった一つの要因かもしれない。
何かのコラムかなんかで読んだけど、妊娠中仕事している人のほうがつわりが弱いって記事を読みました。多分、私も自宅で横になれる環境だったら、自分を甘やかせるのでもっと具合悪い自分をアピールしていたかもしれない。
病は気から、とか言うけど、つわりは病気ではないけど、、
でも人間の精神力って、結構凄いのかもしれない。

そんなこんなで初期を過ごし、、安定期に入るころ、、、ここで私の場合はちょっとしたトラブルに見舞われたんです。
というのは、お腹が痛い。
仕事の休みの日は痛くなるとすぐに休めるんだけど、仕事中はお腹がキューって痛くなっても座れない。休めない。でも、生理痛みたいな痛みがするもんで、これって子宮の収縮とかだよね?
しかも同時期に、、風邪を引いたのか??なぜか喉に痰が絡まって咳をしてもなかなか取れない。。特に夜中から明け方にかけてがひどくって、、喘息みたいにぜいぜいする湖ともあったりして、、なんてったって息が吸えないんです。。。しかも鼻も詰まってしまい、鼻でも口でも息ができない。ってことは呼吸ができないってこと。。
息が吸えないってのは、「死ぬ」かもしれないってことで、、生まれて初めて死の恐怖と毎晩戦って、眠れない毎日。でも朝が来ると仕事に行かねばならない。
寝不足で車を1時間運転して通勤、8時間立ち仕事、夜中は死の恐怖でいっぱい、、、、
私の場合つわりより何よりこれが一番辛かった。。
でも、これって、、絶対に胎児にも良くないよね?!!!だって私が苦しいってことは赤ちゃんも息吸えてないわけだし、私が恐怖と戦ってるって、ストレスは赤ちゃんにも良くないわけだし、、腹痛も子宮収縮とかお腹の張り?っていうのかしら?でもそれってあんまり良くない話だよね??って自分で確信できる感じで。。。
DrYに相談しました。
しかしながら、ここはアメリカ。妊婦に対してスパルタの国。痛かったら座って様子見てー。って感じで済まされてしまう。
でも、私の会社、本当にスパルタな会社だから、座れないんです!!と訴えても、そんなことないでしょーーと、ドクターズノートに座らせてくださいってだけ書いてもらいました。
それを会社のHRに出したのですが、、、、ここでこれまたびっくりなのが、今度は会社から、あなたの仕事は立ち仕事であり、今現在座ってできる仕事に空きがないので、あなたに座って仕事をするという選択肢はありません。どうしても座らなければならない場合には業務から外します。と、まさかの戦力外通告。。。
でも私、お給料もらえないと困るんです。。と訴えたところ、ドクターに書類を書いてもらえたら、雇用保険から給料の58%がおります、との話。
でも58%になっちゃうし、、どうしようどうしよう、と悩みに悩み、、DrYに改めてことの次第を相談したところ、、
そんな厳しい会社は初めて聞いたわーーと。やっぱり日本人患者さんが圧倒的に多い病院だから、患者さんも専業主婦が多いだろうし、、仕方ないのかもしれないけれど、、
で、DrYはあっさり、「じゃ、休んじゃったほうがいいんじゃない?」と書類を書いてくれました。
そんなこんなで、安定期に入って間もなく、私の人生初の専業主婦生活が始まるのです。。。
休みに入って最初にしたことは、、まずDrYに聞いて、痰を取る薬(薬局で買えるやつ)で妊婦が飲めるものを聞き、それを買い、そして内科のファミリードクターのところに行きました。喉のつまりをまずなんとかせねば。
喘息の症状に近いけど、今までに喘息の経験は??と何度も聞かれたけど、、経験ないですー。
でも妊婦だからX線は取れないし、、、とりあえずは薬局で買える薬のほうが病院で処方する薬より弱いから、まずそれ飲んで様子見て。それが効かなかったら、病院で処方する吸引機(喘息の子が使うやつ)を使って、、そしてそれでもダメなら病院で処方する錠剤を飲んで、とのこと。
しかし吸引機と病院の錠剤はステロイドらしいので、Drに、これって赤ちゃん大丈夫?と質問すると、なんにしても薬だからね、良いとは言えないけど、でも息ができないほうがもっと悪いから、息ができないまま放置するよりはステロイド飲んだほうがよっぽどいいんだよ、とのこと。
でもやっぱりね、、これで赤ちゃんに何かあったらどうしようって思うと、飲むの怖いよね。。

で、なんとか市販の薬だけでなんとかしようと様子を見てました。でも、、ステロイドは常に枕元に置き、でかける時も常にバッグに入れて、、
いざとなったらこれを飲めば大丈夫、と思いながらお守りのように持ち歩く私。
でもこれが効果あるんです。いざという時の安心感があると、「いざ」ってなかなかこない、というか、結構なハードルまで堪えられるもんなんですね。
ということは、この痰は精神的なものからくるものもあったのかしら??
そんなこんなで、数週間の戦いの後、たんの苦しみは少しづつ良くなってきました。
でもずっと何かひっかかる感じはたまにあるので、、出産したらいつかしっかり検査してみないとかも。

そうそう、染色体検査。
12週を過ぎるとベビーの染色体検査ができるのですが、、ダウン症とかわかるやつね。それをしに、パンナムビルに入ってるウルトラサウンドのスペシャリストの病院を紹介され、送られました。
行ってみると、まずエコーでベビーのサイズなどを測定、あれこれ私にはわからないいろいろを診察しています。そして染色体検査のカウンセラーという人とお話しすることに。
しかしながらカウンセラー曰く、、、私のお腹の中には、3つ目の卵が未だに残っているので、この卵が検査結果に影響を及ぼしてしまう可能性が高く、今検査しても正確な数値がでないので、今は検査できません、との話。
じゃ、いつなら検査できるの??と聞くと、卵がいつなくなるかわからないから、亡くなったら、としか言えない。数週間後かもしれないし、臨月になるかもしれない。だって!!!
普通、みんなの感覚だと、異常があったら産むかどうかを考えるために検査するんだと思うけど、臨月になるかも、って、そんな後期になってから異常がわかってもしかたないわけで、、、
もう、これはどんな子でも産むしかないってことなんだな、と覚悟を決めました。

そうそう、それから、、私は体外受精をしての妊娠なので、ドクター曰く、体外受精での妊娠の場合、胎児の心臓に奇形が出る可能性が自然妊娠の人より高いとのこと。なので、普通の妊婦さんよりも慎重に心臓を診ていきますと言われました。
お友達の先輩ママ達はパンナムの病院に行ったのは数回だったらしいけど、、私は毎回行くたびに次回予約を取らされて、、当分は通うそうです。

妊娠20週を超えたあたりからは徐々に体調の良い日が続きはじめました。
マタニティヨガとかやってみようかなー??なんて思ったりもしたんだけど、、、でもなんだか友達が入れ替わり立ち替わりランチや買い物に誘ってくれたり、、副業の内職をしたり、、、ベビー用品をネットで調べまくって良いアイテムを探したり、、そんなこんなに結局いろいろ忙しくしてしまい、、それに双子だからあんまりアクティブすぎるのも良くないかしら?とも思ったりして、、ヨガは行かずに終わってしまった。

そうこうしているうちに、3つ目の卵も消えて、、やっと検査。今更ーーと思ったけど、一応しとくことに。
結果は問題なしとのことでホッとしましたーー。ま、これでわかるのはダウン症と13番、18番の3種類だけだから、実際生まれてみないとわかんないし、生まれてからだって何があるかはわかんないものだけど、、でもやっぱりホッとしました。。。


アメリカらしく、ベイビーシャワーもお友達にしてもらいました!!!ポットラックのパーティーで、たくさんのギフトを頂き、、、みんな本当にありがとう!!アマゾンのサイトでレジストしてあったアイテムもみんなたくさん買ってくれて、、、本当に必要としていて買おうと思ってプランしているものの中からお友達が注文して支払いしてくれるっていうレジストのシステム、、本当に合理的でびっくりしました。
日本では出産後にプレゼントだし、あげる側がいろいろ考えて買い物するって楽しみはあったけど、でも大抵洋服になり、、趣味も違うかもだし、妊娠してからの目線でみてみると、昔に出産祝いであげてたような子供服って、結構使えないかもーーーと思い起こしてしまったりして、、、前にプレゼントあげたみんな、、、ごめんよ。。
でもでも今回私のシャワーはアメリカなので、出産前に、必要で揃えるアイテムをみんなが協力してくれて用意するって合理的なシステムに、、、助けられました!!!双子だからなんでも2倍必要だし、、ざっと計算したところ必要なアイテムが$4000くらいかかりそうなところ、、みんながそのうちの$1000以上は買ってくれた計算になりました。(新生児の時に必要な哺乳瓶とかスイングとかインファントカーシートとかそういうものだけでなく、離乳食が始まってからのハイチェアとかまで一通り揃える想定で予算$4000の計算を出したんです。あ、一応全て新品で洋服だけはみんなからお下がりもたくさんいただきましたーー!!でも双子の男の子だから、お揃いみたいな服がなかなかお下がりでは揃わず、、着れそうな服というか、しょっちゅう使いそうな服とそうではない服とにかなりの差がでそうです。、、でもそれにしても、みんないろいろ協力ありがとうーーー!!!)

そうこうしてる間に28週、、気づいたら安定期が終わってしまったよーーーと、検診に行ったところ、、
今度はまた別の問題発生。ベビ達が小さいんです!!!!!!
ここに来て、パンナムドクターから、問題視されました。。このまま成長が止まってしまったりするようだったら、母体にいる方が危険になるので早く出します。34週まではいずれにせよ様子を見ながら待ちますが、34週の検査であまり思わしく大きくならない場合には、その後早めにだす予定。だって!!
えーーーーーベビ達は大丈夫かしら??
その日から、週2回、NSTという検査が始まりました。
NSTとはお腹にベビの心音をモニターする機械をつけて、お腹の張りを測定する機械もつけて、胎動があるたびにゲームみたいにボタンを押すとそれらすべてのデータが折れ線グラフとして印刷され、どうやらベビが元気かどうかがわかるらしい。
週2のパンナム診察に加え、2週に1回のDrYのカピオラニ診察。
なんだか私、めっちゃ忙しいじゃんか!!!!!!

DrYに聞いたら、34週と2000gが保育器に入るかどうかのボーダーラインらしい。
どうなることやら、、
私が忙しいのはまァいいとして、、どうにかベビ達が無事に大きくなってくれますように。。。

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